2012年12月20日木曜日

術後の半年検査

当院リハビリテーション科では、膝の手術を受けられた患者様に対して、術後定期的に膝の状態や痛みの程度、歩く速さなどの検査をさせて頂いております。


日常生活に戻られた患者様にお会いできる貴重な機会のため、スタッフ一同、患者様のお話を聞かせて頂くことを楽しみにしています。

先日、両膝の手術を受けられた患者様が半年後の検査に来院されました。
とてもお元気で、嬉しそうに痛みのとれた膝の状態や、出かけた場所など色々なお話を聞かせて下さいました。
特に、“お友達に足が真っ直ぐになって、姿勢が良くなった言われるの”とおっしゃられていたのが印象的でした。
手術前より、“膝を真っ直ぐにして、スカートを穿きたいの”とのお話を伺っていたので、こちらも大変嬉しくなりました。
歩く速さもずっと早くなり、退院時は杖を使用していましたが、今回の来院では杖を使わずスタスタ歩かれていました。

これからもお洒落をして色々なところへ出掛けて頂きたいと思います。

また、定期的な検査は患者様の膝の状態や生活状況を把握できるだけでなく、足りない運動をアドバイスできるというメリットもあります。

退院後もより良い状態で生活が送れるよう、これからもサポートさせて頂きたいと思います。

2012年9月29日土曜日

階段昇降~術後2週目~


右人工膝関節全置換術(TKA)と左人工膝関節単顆置換術(UKA)の手術を両方同時に受けられた患者様です。
この方は、手術を受けられてからちょうど2週間経過したところです。

両方同時に手術をされても、現在は手すりを使用しないで階段の昇り降りを軽快におこなっています!!
患者様も、「手術する前と比べて膝の痛みもなく、スラスラと昇り降りができるわ!!」と満面の笑みで喜ばれていました。









 現在は、来週の退院に向けてリハビリを頑張っています!!
「退院後にもう一度ダンスをしたい!!」という高い目標を持ち、自主トレーニングも積極的におこなっています。
退院後の生活に目を向け、もともと布団での生活ということもあり、床からの立ち座りなどより実生活に基づいた実践的なリハビリを行っている段階です。

やはり、患者様自身がしっかり目標を持つことで、術後のリハビリもスムーズに進んでいくように感じています。
来週の退院に向けて、患者様とともにラストスパートです!!

2012年9月4日火曜日

人工膝関節全置換術前後の歩き方

術前

                            術後


2週間ほど前に人工膝関節の手術をされた方です。
手術前は杖をついても膝が痛くて歩くのが大変そうでした。
術後はわずか2週間で杖もなく、颯爽と歩かれています。
映像を見て、ご本人も「手術前後で別人のようね~」と驚かれていました。


2012年8月28日火曜日

人工膝関節置換術後の患者さん

最近、術後の受診にいらっしゃった患者さんに病院内でよくお会いします。

手術をして「〇〇へ旅行に行ってきたよ~」や「同じ時期に入院してた患者さんとご飯に行って来たよ~」など嬉しい患者さんの声をよく聞きます。

術後、受診の際には受診後にリハビリ室へ来ていただき、生活の状況や膝の曲がりや伸びの状態、日常生活において困っていることなどを伺い一緒に改善策を考えたり、動作の練習を行ったりしています。

各々の患者さんの自宅では、教科書的な動作ではなかなか上手くいかないことが多いのが現状です。
その中で「ここら辺をもう少しスムーズに・・・」や「ここ時にもう少し楽に・・・」など、リハビリスタッフは、その人の環境に合わせた動作や要望に対してアドバイスをさせていただいたりもしています。

中には、家の構造上どうしても床や畳での生活をしなくてはいけない方もいらっしゃったりしますが、患者さん自ら考え工夫をして、床へのしゃがみ込み動作や床からの立ち上がりの動作などを行っている方を多く見させていただきます、退院前に練習も行いますが退院後はとても上手になっている方が多いです。

やはり嬉しいのは、自宅に帰ってからアドバイスを聞いて「すごく楽になったよ」や「もう少し早く聞いとけば良かった」など患者さんの生活が少しでも改善した時、一番嬉しく感じます!

退院してからの生活では、入院中にはどうしても経験できないことがたくさんあります、自宅で「ここの動作が大変だなぁ」や「こんな動作はどうすればいいの」など入院中に聞けなかった事がある時は是非、リハビリスタッフに聞いてみてください、良い改善策が見つかるかもしれません!!

入院中だけではなく退院後もサポートをしていきます。




2012年8月24日金曜日

退院後、自宅での自主トレーニングの効果

昨日、人工膝関節全置換術をされて1か月前に退院した患者さんが、退院後1か月検診後にリハビリ室に来られました。
 
退院後も膝の状態に合わせ約1~3か月間、週1~3日間を目安に術後のリハビリ期間として通院していただいています。
手術を受けられる患者さんの中には遠方からの方も多く、どうしても術後リハビリに通えない方もいらっしゃいます。
 
術後のリハビリは入院期間中も大事ですが、退院してからの自主トレーニングが特に大事と言われており、退院される際に、担当の理学療法士から通院する、しないにかかわらず自宅での自主トレニングとして膝の運動メニューをお渡ししています。
 
今回の患者さんは遠方のため、術後のリハビリに通えないので写真のようなカレンダーを一緒にお渡ししました。
退院の際に「次回の診察までの約1か月間、自主トレをやったに日をチェックをして持ってきて下さい」とお願いしていました。
 
入院期間中は同じような膝の手術をした患者さんがいらっしゃるので、リハビリも頑張れるのですが、退院して自主トレーニングを一人で行うということは決して簡単ではないと思います。
 
昨日、診察を終えた患者さんがリハビリ室にいらっしやって「自主トレ、やってたよ~!!」と言ってカレンダーを渡してくれました。
カレンダーを見るとほぼ毎日、朝晩と自主トレを行ってくれていました。
その後、膝の状態を診させていただきましたが、状態もとても良く、なんと床からの立ち座りも上手に出来るようになっていました。
 
本当に「努力の賜物」です!!
 
自主トレーニングのメニューは、
1.仰向けでの簡単な膝の曲げ伸ばし
2.仰向けでの膝抱え
3.椅子に座っての膝の曲げ伸ばし
など、それほど難易度の高くない運動です。
 
次回の膝痛教室でも、運動をご紹介させていただきますのでご興味のある方は是非、ご参加ください!!




2012年8月13日月曜日

人工膝関節術後(TKA)2日目


術後,2日目の方です。
趣味が社交ダンスなので、歩く姿も背筋をしっかり伸ばして歩くように心がけているそうです。



2012年7月19日木曜日

人工膝関節全置換術~2週間目

人工膝関節全置換術を受けてから2週間目の患者さんです。
本日より、エルゴメーターでの練習を開始しました。
ご自身での膝の曲げ伸ばしも術前とほぼ変わらないくらい上手になり、痛みもほとんどなくエルゴメーターをこげています。

これから退院に向けて、より実生活に近い練習(歩行・階段・自転車など)を中心にリハビリを行なっていきます。

退院まであと少しです!!
頑張りましょう~!!

2012年7月17日火曜日

退院おめでとうございます

先日、当院で人工膝関節置換術を受けられた女性が退院されました。
なんと、その患者様の年齢は93才です。

退院された患者は、以前当院で同じ手術を受けた患者様の紹介で、手術を受ける決心をされたそうです。高齢のため手術をするかどうか迷ったそうですが、手術を実際に受けられた患者様の話を聞き、“私ももっと元気になりたいと思ったのよ”とお話して下さいました。

リハビリにも意欲的に取り組んで下さり、いつも前向きな姿勢に私達リハビリスタッフの方が励まされることも多々ありました。

退院時には歩くときの痛みも改善され、手術前よりも長く歩けるようになりました。

これからも素敵な笑顔とその元気で周りの方々に勇気を与えて頂きたいと思います。
退院おめでとうございます。

2012年7月12日木曜日

人工膝関節全置換術(TKA)~術後6日目

7年前に右人工膝関節全置換術を行なった患者さんが、今回は左の人工膝関節全置換術の為に入院されています。

現在行なわれている手術法は太ももの筋肉を切らない方法で行なっている為、術後太ももに力を入れやすく、歩行を行なうまでの時間が以前に比べて格段に早くなっています。

今回の患者さんも、わずか6日目で杖なしで歩行を行なうことができました。

ご本人も「前回の手術のときはこんなに早く杖なしで歩くことが出来なかったよ~!」と驚かれていました。

今、リハビリでは膝の曲げ伸ばし、膝周囲の筋力強化、歩行練習を中心に行なっています。
退院を目指して、毎日一生懸命頑張っています!!

2012年7月7日土曜日

TKA術後3週の階段昇降


人工関節全置換術をされた患者さんです。



手術前は一歩一歩足を出すたびに膝が痛み、なかなか力を入れて階段を上がることができませんでした。



 
手術後3週間で、手すりをもたないで階段を上がることができました。
手術前と比べると、一歩一歩にしっかり体重をかけられて、上がるスピードも速くなっています。

この患者さんは3週間で退院されました。
退院、おめでとうございます。

人工膝関節置換術~1年後

昨日、人工膝関節置換術をされた患者様が1年後の検診で来院されました。

手術を受けられる前は、痛みで歩くこと、階段を昇ること、旅行に行くことがとても大変であったそうですが、昨日のお話によると現在では歩く時の痛みはなく、階段もスムーズに昇れ、旅行も問題なく行けているそうです。
一番驚いたのは先日、筑波山に登ったということでした。

手術したことにより、膝が痛くなかったときの生活が取り戻せたそうです。

入院中にはリハビリをとても頑張っておられ、目標に向かって頑張ってきました。
自宅でも入院中に行なっていた運動を行なっているそうです。
一年後にこのようなお話を嬉しそうに話されている姿は、リハビリ担当としてもとても嬉しく思います。
まさに「継続は力なり」ですね!




2012年6月21日木曜日

UKA(人工単顆関節置換術)10日目

UKA(人工単顆関節置換術)10日目の患者様です。
本日より階段昇降の練習をはじめました。

手術前は、膝が痛くて駅の階段を手すりを持って一歩一歩揃えながら上がっていたそうです。
痛みがなく上がれて、喜ばれていました。


2012年6月4日月曜日

術後2日目 両側同時単顆関節置換術

両側同時単顆関節置換術(両側UKA )をされた患者さまです。

術後2日目には自力で足を挙げることができるようになり、平行棒内で歩行の練習も行なうことができました。

患者様自身も、「術後2日目で歩くことができるなんて!!」と驚かれていました。


2012年5月31日木曜日

術後7日目(両側同時単顆関節置換術)

先日、術後2日目で紹介した患者様です。
T字杖で病棟内を歩けるようになりました。

「杖で歩けるようになって良かったよ。」と笑顔でお話されていました。
術後に、回復していく姿を間近で見ることができ、リハ科スタッフ一同もうれしく思っています。




2012年5月29日火曜日

術後2日目(両側同時単顆関節置換術)

両側同時単顆関節置換術(両側UKA )をされた患者さまです。
術後2日目で歩行器を使って歩くことができました。

まだ、ふらつきがありますが、しっかり両足をついて歩くことができて
ご本人も喜ばれていました。


2012年5月18日金曜日

手術後1週目

先週、人工膝関節(UKA)を受けられた患者さんです。

術後、歩行器、杖を使用して歩行練習をしていましたが、術後1週目で何ももたずに歩くことができました。