2012年8月28日火曜日

人工膝関節置換術後の患者さん

最近、術後の受診にいらっしゃった患者さんに病院内でよくお会いします。

手術をして「〇〇へ旅行に行ってきたよ~」や「同じ時期に入院してた患者さんとご飯に行って来たよ~」など嬉しい患者さんの声をよく聞きます。

術後、受診の際には受診後にリハビリ室へ来ていただき、生活の状況や膝の曲がりや伸びの状態、日常生活において困っていることなどを伺い一緒に改善策を考えたり、動作の練習を行ったりしています。

各々の患者さんの自宅では、教科書的な動作ではなかなか上手くいかないことが多いのが現状です。
その中で「ここら辺をもう少しスムーズに・・・」や「ここ時にもう少し楽に・・・」など、リハビリスタッフは、その人の環境に合わせた動作や要望に対してアドバイスをさせていただいたりもしています。

中には、家の構造上どうしても床や畳での生活をしなくてはいけない方もいらっしゃったりしますが、患者さん自ら考え工夫をして、床へのしゃがみ込み動作や床からの立ち上がりの動作などを行っている方を多く見させていただきます、退院前に練習も行いますが退院後はとても上手になっている方が多いです。

やはり嬉しいのは、自宅に帰ってからアドバイスを聞いて「すごく楽になったよ」や「もう少し早く聞いとけば良かった」など患者さんの生活が少しでも改善した時、一番嬉しく感じます!

退院してからの生活では、入院中にはどうしても経験できないことがたくさんあります、自宅で「ここの動作が大変だなぁ」や「こんな動作はどうすればいいの」など入院中に聞けなかった事がある時は是非、リハビリスタッフに聞いてみてください、良い改善策が見つかるかもしれません!!

入院中だけではなく退院後もサポートをしていきます。




2012年8月24日金曜日

退院後、自宅での自主トレーニングの効果

昨日、人工膝関節全置換術をされて1か月前に退院した患者さんが、退院後1か月検診後にリハビリ室に来られました。
 
退院後も膝の状態に合わせ約1~3か月間、週1~3日間を目安に術後のリハビリ期間として通院していただいています。
手術を受けられる患者さんの中には遠方からの方も多く、どうしても術後リハビリに通えない方もいらっしゃいます。
 
術後のリハビリは入院期間中も大事ですが、退院してからの自主トレーニングが特に大事と言われており、退院される際に、担当の理学療法士から通院する、しないにかかわらず自宅での自主トレニングとして膝の運動メニューをお渡ししています。
 
今回の患者さんは遠方のため、術後のリハビリに通えないので写真のようなカレンダーを一緒にお渡ししました。
退院の際に「次回の診察までの約1か月間、自主トレをやったに日をチェックをして持ってきて下さい」とお願いしていました。
 
入院期間中は同じような膝の手術をした患者さんがいらっしゃるので、リハビリも頑張れるのですが、退院して自主トレーニングを一人で行うということは決して簡単ではないと思います。
 
昨日、診察を終えた患者さんがリハビリ室にいらっしやって「自主トレ、やってたよ~!!」と言ってカレンダーを渡してくれました。
カレンダーを見るとほぼ毎日、朝晩と自主トレを行ってくれていました。
その後、膝の状態を診させていただきましたが、状態もとても良く、なんと床からの立ち座りも上手に出来るようになっていました。
 
本当に「努力の賜物」です!!
 
自主トレーニングのメニューは、
1.仰向けでの簡単な膝の曲げ伸ばし
2.仰向けでの膝抱え
3.椅子に座っての膝の曲げ伸ばし
など、それほど難易度の高くない運動です。
 
次回の膝痛教室でも、運動をご紹介させていただきますのでご興味のある方は是非、ご参加ください!!




2012年8月13日月曜日

人工膝関節術後(TKA)2日目


術後,2日目の方です。
趣味が社交ダンスなので、歩く姿も背筋をしっかり伸ばして歩くように心がけているそうです。